少し時間が開いてしまったけどVol.3ではケース内のPSUシュラウドを紹介するわよ
PSUシュラウドっていうのはPSUチャンバーって言われたり電源隠しとも呼ばれてるPCケースの構造で、電源ユニットや電源ケーブルが見えないように隠すためのものね
最近はサイドが透明アクリルやガラス製のケースがほとんどで、"魅せる"に注力してるからゴチャゴチャしやすいケーブル周りをスッキリさせるために、たいていのケースで採用されてるわね
残念ながら使用した「NZXT H630」は昔のモデルなので付いてなかったんだよね
逆にいえば自由に作れるから結果的には標準搭載でなくてよかったと思うけれど
昨年も同じケースにホワイトアクリルでPSUシュラウドを作ったけど、今年はよりライブステージ感をアップさせるためにいろいろと試行錯誤したよね
最初は単にミラー板で作ろうと思ったけれど、それだけじゃあまり変化ないし、もっと面白いギミックを追加できないかってことで得意の液晶MODでハーフミラー液晶を作ることにしたの
丁度いい透過具合いのハーフミラー板を探すの大変だったね
お試しで作ったハーフミラーがまだ部屋にたくさん残ってるから早く片付けないと咲夜に怒られるわ
余ったやつは外に置いとけば鴉除けになるんじゃない?
いや光モノに興味を示すらしいから逆効果じゃないかしら
そうなのかーじゃあ処分がてら地霊殿の地獄鴉に全部送りつけよう
名案ね(あとでさとりから苦情がきそうだけど)
こんばんワ。不要になったアクリル板を不燃ごみの袋に収めるために、Pカッターで切断するのが意外と大変なので、なかなか処分できない みかんです(ㆁᴗㆁ✿)
MOD PCワールドの面白さを少しでも普及できたらいいなということで、今年の4月末に完成させたMOD PC Frandre deco♥PCを紹介していく「MOD PC道 2019」シリーズ。今回でVol.3になります!
このシリーズではPCの組立てを紹介するものではなく、あくまでもMOD部分について色々と熱く語らせてもらうので、基本的な組立等に関しては割愛します。ごめんなさい!
そもそもMOD PCってなに?って人もいると思うので、簡単にどんなものか説明すると、PCパーツを購入して自分で組み立てるいわゆる「自作PC」にプラスαでさまざまなカスタマイズをして、世界に一つだけのオリジナルなPCを作っていくというものです。
Vol.1の記事で完成した作品を紹介してるので、MOD PCがどんなものか興味があれば是非こちらも読んでみて下さいネ。
冒頭のレミフラが話していたとおり、使用したケース「H630」はPSUシュラウドが搭載されてないのでそのままだとケーブル類が丸見えに。
昨年はホワイトアクリルでPSUシュラウドを作ったんだけど
これはこれでスッキリとしていて良かったんだけど、ライブステージ風をコンセプトにしてたので、もっとキラキラした派手なフロアを演出できないかなぁと考えてミラー板を使用することに。
保護フィルムを剥がしてないので曇ってるけど、剥がせばピッカピカの鏡面です。
選んだ素材は透過率10%のハーフミラー板のアクリル。
透過率30%の板や、透明アクリルに自分でハーフミラーのフィルムを貼って作ってみたりもしたけど、最終的な出来栄えや透過具合いから上記のものをチョイスすることにしました。
図面は徐々に使えるようになってきたillustratorで作成。
加工はいつもお世話になっている「はざい屋」様に依頼させていただきました。
正確な加工で素晴らしい仕上がり、いつもありがとうございます!
ハーフミラー液晶にするための液晶部分は「SHARP 5.5インチ高精細CGシリコン液晶パネルセット ラズパイ用」を使用ました。
このシリーズは5.5インチ、6インチ、7インチ(生産終了)、7.9インチとあって、すべて購入したけど、組立も簡単で、どれも発色が良く、故障も今のところないのでオススメです。(7インチを3年以上365日動作させっぱなしで問題なし)
というかPCケース内に液晶を設置してるMODで良く見かけるようになったので既に定番化してるかも。
他にもタッチパネル対応版もあるので用途に合ったモノを探してみてね。秋月電子通商さんで取り扱ってますヨ!
この液晶の素晴らしいところは電源がmicro USB Type-Bなので、別途コンセントを用意したり電源を改造したりしなくても、シンプルにPCのUSBポートから供給できます。MOD PCとの相性は抜群。
ハーフミラー板は名前のとおり半透過なミラー板なので、せっかく隠したい電源ユニット周りが薄っすらと見えちゃいます。
そこで、液晶が表示される部分以外は透過しないよう遮光フィルムを貼ります。
「MAXYOYO 窓用フィルム 遮光断熱シート 目隠しガラスフィルム マジックミラー 昼の目隠し UVカット 赤外線/紫外線カット 建築建物窓フィルム 冷房効率アップ 防虫忌避 飛散防止 静電気吸着 (ブラック 60*200cm)」
カッターで液晶が表示される部分だけを窓のように切り抜きます。
ハーフミラー板に貼りつけ。
この手のフィルムは普通に貼りつけようとすると気泡が大量に残ってしまうので、ファブリーズのような霧吹きのボトルに水をいれて、板側の表面を均等に濡らしてから貼るのがコツです。貼った後はスキージーや定規などの平らなもので擦って水と空気を押し出して仕上げます。
液晶をマスキングテープ等で仮止め。
仕上がりをチェック!
液晶が表示されていないときは普通のミラー板に見えるけど…
液晶を表示させるとそこだけ光が透過して映像が表示されます。
満足のいくハーフミラー液晶が出来上がったので残りのスペースにも遮光フィルムを貼ります。
ところどころ細かい気泡が残ってるけど、表側(ミラー側)からはわからないので大丈夫です。
PSUシュラウド内に水冷ハードチューブをくぐらせるデザインなので、次はハードチューブの加工。
電源ユニットと干渉しないように寸法を確認しつつ配管しました。
隠れてしまう部分なのでハードチューブである必要はなかったんだけど、短い距離で曲げ加工するの楽しそうって思っちゃったので作っちゃいました。複数個所曲げでピッタリはまると気持ちいい!
PCケース内のハードチューブ経路と接続した様子
Vol.2の記事でも紹介したBitspowerのケーストップを使えばPSUシュラウドの隔壁やPCケース内外の隔壁と綺麗にフィッティングで連結できるのでとっても便利。
ステージのセットを配置すれば一気にライブ感がアップ!
ステージ用に動く壁紙をWallpaperEngineで作成。(写真なので記事では動きませんが…)
いかがでしたでしょうか。ハーフミラー液晶も透過液晶やホログラム風パネルと同様、PCとの親和性が高く、近未来感な演出もできるので興味があればチャレンジしてみてくださいネ!
ちなみに本格水冷のハードチューブについては、別の記事で作業手順やノウハウをたっぷりと紹介してるのでハードチューブの本格水冷に興味のある方はそちらも読んでみてください。
以上、ハーフミラー液晶搭載PSUシュラウドのご紹介でした。
完成した作品でPV風の動画を作ってみたので、良ければそちらも観てもらえると嬉しいです。
今回ご紹介したハーフミラー液晶部分も動画だとより魅力が伝わるかと思います!
↓↓音も出るので音量注意してネ
自作PC 2019 フラン好きの私がMod PC作ったらこうなった②
次回のVol.4はビデオカードの光るバックプレートとPCケースのサイドパネルをご紹介予定です。
それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう(ˊᗜˋ*)
気になることがあればコメントやプロフィール欄記載のメール、お問い合わせフォームのリンクもありますのでお気軽にご連絡ください。
Twitterもやってますので良ければフォローも是非!
↓↓リンクは画像をクリック
記事内の登場キャラクターは野愛におし様よりお借りしています。
↓↓pixivはコチラ
連載記事
・MOD PC道 2019 vol.1「MOD PCの紹介」
・MOD PC道 2019 vol.2「水冷システムスタンド」