Vol.2では水冷システムスタンドを紹介しちゃうよー。
このスタンドは昨年のMOD PCでいちからデザインしたワンオフ品ね。
中の人が冷却性能を重視しながらインパクトを出したいって思いで、かなり長いこと頭を悩ませてデザインしてたね。
製作は著名Modder門馬ファビオさんにお願いして実現したのよね。
素材は全部アクリルでお願いしたんだけど、この加工ができる技術力は本当すごい。
ファビオさん、その節は本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
で、そんなお気に入り作品ということもあって今年も引き続き使っていくことにしたのね。
たぶん一生使うんじゃないコレ。私のロゴ入ってるし中の人めっちゃ気にいってるもん。
フ、フン。次は絶対私モデルのMOD PC作らせるんだから。
妬くな妬くなお姉様よ。
こんばんワ。みかんです(ㆁᴗㆁ✿)
MOD PCワールドの面白さを少しでも普及できたらいいなということで、今年4月に完成させたMOD PC Frandre deco♥PCを紹介していく「MOD PC道 2019」シリーズ。Vol.2になります!
この記事ではPCの組立てを紹介するものではなく、あくまでもMOD部分について色々と熱く語らせてもらうので、基本的な組立等に関しては割愛します。ごめんなさい!
そもそもMOD PCってなに?って人もいると思うので、簡単にどんなものか説明すると、PCパーツを購入して自分で組み立てるいわゆる「自作PC」にプラスαでさまざまなカスタマイズをして、世界に一つだけのオリジナルなPCを作っていくというものです。
Vol.1の記事で完成した作品を紹介してるので、MOD PCがどんなものか興味があれば是非こちらも読んでみて下さいネ。
今回ご紹介する「水冷システムスタンド」はズバリ水冷のメリットを最大限生かすために考案したものです。
一般的な本格水冷は、PCケース内にラジエータを設置するので、長時間負荷がかかるとどうしても各パーツから発せられる熱でケース内温度が上がってしまい、結果的にその空気で冷やすことになるので冷却力が徐々に落ちてきます。
外にラジエータを置いてしまえば常にフレッシュな外気で冷却できるので、室温が上がらないようエアコンで調整してあげれば高い冷却力を維持できるってわけです。
以前は下の写真みたいに適当な家具に置いてたんだけど、見栄えとしてはいまいちだし、Thermaltake Core P7のケースのように設置できる個別スタンドも売ってなかったので、せっかくならこの部分もMOD PCの見せ場にしようってことで、オリジナルのスタンドを作ることにしました。
デザインは2018年に作成したものを2019年版にアップグレードしながらイメージを固めていきました。
デフォで用意されてる図形が結構便利なので、いつもExcelにイラストレータで作った素材や画像をペタペタして検討してます。
水冷システムスタンドの図面
アクリル板だと水冷パーツの重量+クーラントの重量でかなり重くなるので、経年で反ってしまわないように、フチを折り込んで耐久性を上げてます。
完成して届いた時の写真
自分でデザインしたものが実物になるっていうのはとっても感動!
ロゴもプリントシールではなく、黒とグレー2色の削り出しアクリルを組み合わせて、接着してもらったんですよね。
2018年に製作したときはマルで囲った部分の黒いでっぱりがあるリザーバを使用してたたんだけど、本当は黒い部分がないモデルが欲しかったのに生産終了したようで、2か月待っても入荷されず当時は諦めました。
ちなみにリザーバはFrozenQのLFX Fully Assembled Reservoirで、専用アクセサリパーツでハウジングとポンプを一体型にできるモデルです。
FrozenQのものはもう手に入らないけど(Performance PCsで在庫にある分だけならまだ購入できます)、今だとBARROWというメーカーが似たようなHelix状のリザーバを出していてアクセサリパーツでポンプ一体型にもできます。
実は昔からHelix状のリザーバはあったんだけど、国内ではあんまりビルドしてる写真をみかけない・・・バイオハザードのTウイルスみたいで面白いなぁと思ってるのは私ぐらいなのかも笑
今年は気に入らない部分を何とかしたいと思い、かろうじて在庫のあったFrozenQのHelixが入ってないリザーバを購入。
Helix部分をヤスリで削ったりして加工して中にいれました。
前と大してかわらんって思う人が大多数なんだろうけど...みかんはかなり凝り性みたい。
もう一つ今年改善させたポイントがあります!
マルで囲った不揃いなPCケースとの連結部分。
使用してるNZXT H630ってケースは外に水冷チューブを出せる機能がないので、自分でケースのスリットをカットしたんだけど。
2本のアクリル板でチューブを挟むようにしてあるだけで、固定されてないので、不揃いになってしまったというわけ。
昔のブログで読者さんに教えてもらったケーストップというフィッティングを使用すると、ケース隔壁と綺麗に固定できるので、今回はそれを導入しました。
写真左のBitspowerと書かれた4つ並んだ円いのがケーストップというフィッティング。
ケーストップはR10mm(直径20mm)の穴にピッタリはめることができて、ネジ固定できます。
チューブとつなぐフィッティング口は標準規格のG1/4メス形状なのでコンプレッションフィッティングのG1/4オスネジが接続できるようになってます。
これを使うとスマートにPCケースと連結が可能に!
ハードチューブも完全に平行になるよう作り直しました。
水冷システム部分だけでリークテストを実施して、安全性もチェックしました。
全部作りきってからリークが見つかって、フィッティングの交換やチューブの作り直しが必要な場合、クーラントの抜き直しとかも大変になるので、小分けにリークテストするのはオススメ。
ちなみに本格水冷のハードチューブについては、別の記事で作業手順とありったけのノウハウをまとめてあるのでチャレンジしてみたい方はそちらも読んでみてくださいネ。
以上、水冷システムスタンドのご紹介でした!
完成した作品をPV風にした動画をYoutubeにあげてるので、良ければそちらも観てもらえると嬉しいです!
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次回のVol.3はPCケース内の液晶ギミック部分をご紹介予定です!
それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう(ˊᗜˋ*)
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記事内の登場キャラクターは野愛におし様よりお借りしています。
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連載記事
・MOD PC道 2019 vol.1「MOD PCの紹介」
・MOD PC道 2019 vol.2「水冷システムスタンド」