【ピンポーン】・・・〇〇運輸でーす
・・・
・・・
フラン、受け取ってきてZzz
まだあと1時間寝たいからお姉様受け取ってきてZzz
嫌よ、私もあと1時間寝たいわZzz
じゃあ咲夜に任せようZzz
そうね・・・
Σ!? まずいわ、今日届くのは例の品!
カリスマダーッシュ!!
・・・数分後
ふぅ、なんとか咲夜に見つからずに受け取れたわ。
バレたらまた色々と面倒な小言に付き合わされるところだったわね。
・・・Zzz
フランはまだ寝てるみたいだし、シャワー浴びてから一人で開封の儀しちゃいましょう。
・・・おぜう様湯浴み中
ふあぁ、良く寝た。やっぱり二度寝は最高ね!
・・・そういえばさっき何か荷物が届いてたような?
咲夜に見つからないように慌てて取りに行ってたってことはきっと面白いものが入ってそう!
(ベリベリッ・・・ガサゴソ・・・)
うおおおぉ!!なんか高級感ある箱じゃん!
うわァア!!開けられてる!
なんで先に開けちゃうのよ。ちゃんと私宛の名前が書いてあるじゃない!
目の前においしそうなダンボールがあったからつい テヘッ☆
でもまだ化粧箱取り出しただけだからセーフよセーフ。
イラッ☆
いっつも大事な説明してる最中にフランが開けちゃうから今回は私が開封したかったのよ!
ごめん、ごめん!それでこの箱はなに?
これはHP製の2in1ノートPC「Spectre x360 13」よ。
ん?それって昔買ったコレのこと?
それの後継機よ。そっちのシルバーは2017年2月モデルで今回買ったのは2018年10月モデル。
既に1年近く前のモデルじゃない。
そうなの。だから公式通販でかなり値下げしてたわ。
8月に発表されたIntelの第10世代モバイルPC向けCPU CometLake-U/IceLake-U搭載機がもう時期出てくるのに待たなくて良かったの?
ここで第10世代について詳しく説明するとその間にフランが開封の儀を済ませちゃいそうだからしないけれど、Comet/Iceどちらもあまりパッとしない性能進化なのよね。
ぐぬぬ。ウンチクモードに入るのを待ってたのに。
ヨミヨミですよフランの作戦は。
話を戻すと、性能向上があまりなくても最新機で出されると値段はどうしても高くなるし、それなら現行機の値下げ + 増税前のお買い得を狙ったってわけ。それと、すっごいデザインが洗練されててカリスマオーラがすごかったのよ!
(ポチった理由の10割そっちなんだね)
それじゃあ開封よ!
こんばんワ。PCを自作ばかりしてるものの、実際にPCで作業をするときは外で使用する場面も多くノートPCも愛用してるみかんです(ㆁᴗㆁ✿)
13インチだと重さも1.2~1.3kgくらいで重すぎず、Intel CPUのUプロセッサ搭載でそれなりにパワフルだし、しかもバッテリは10時間以上と使い勝手が良いのでたいていこのサイズを選んでます。
HPさんのSpectreシリーズはとにかくデザインが素敵でバッテリー持ちも良く、2017年2月モデルからの乗換えも同シリーズにしちゃいました。
今回購入した後継機は2018年10月モデルなので約1年前にはなってしまうものの、まだ普通に公式HPから購入できるので簡単にはなりますがレビューしていきたいと思うます(๑•̀ㅂ•́)
付属品
・本体
・ACアダプタ(L字コンセントとケーブル付きコンセントの付替え可)
・セットアップ手順
・サービス&サポートガイドブック
・スタイラスペン(1024段階の筆圧検知)
・交換用ペン先 x2
・単6乾電池
以前のモデルではスタイラスペンはオプションだったけど初めから付属してました。まあ絵とかヘタクソすぎるのでほとんど使わなそうだけど、MOD PCの構想を練るのに活用できるかも。
ちなみに大抵のタッチ対応ディスプレイはグレア仕様で明るいところでは視認性が悪くなるから、アンチグレアの専用液晶保護フィルムもオプションで付けたわ
スマホと違って画面が大きいから、貼るときはホコリの少ないお風呂場でするといいよ!
外観
右側面にmicroSDカード、Thunderbolt3、イヤホンジャック
右上の角にもう一つThunderbolt3があるます。
TB3を2つも用意してるWin機ってあまりないので、Type-Cの高速外付けドライブを使いながら充電や外付けVGAボックスも使えたりと用途の幅が広がります。
左上の角に電源ボタン、左側面にUSB3.1 Type-Aがあります。
深い色のブルーと薄めのゴールドがイイ感じに調和して上品ね。
キーボードは日本語配列だけど、右端にhome/page up/page down/endキーが縦に並んだ独特の配列だから好き嫌いが分かれると思うけど、慣れるとFnキーを押さずにそれら4キーが使えるのでExcel操作とかで結構重宝してます。
カーソルキーの下には指紋認証リーダーがあるので簡単にサインインできるし、セキュリティレベルもパスワード入力より高くなります。
もちろんIR(赤外線)カメラもあるのでWindows Helloで顔認証も使えちゃいます。
サングラスをかけたままや変顔で登録すると上手く解除できなくなるから気を付けてね。
そんなことするのフランくらいよ。
重さはアンチグレアフィルムをディスプレイに貼った状態で1304gでした。
ACアダプタはType-C形状で、クルクルと巻き付けておけるので結構コンパクトです。
コンセント側はケーブルタイプとL字アダプタ直差し用の2種あります。
ACアダプタ+ケーブルは約310g、ACアダプタ+L字は約245g。
Type-C側のケーブル長が180cmもあるので、余程コンセントまでの距離が遠くないかぎり後者で持ち運ぶのが良さそう。
スペック
シリーズ | HP Spectre x360 13 |
---|---|
モデル | スタンダードモデル |
カラー | アッシュブラック/ポセイドンブルー |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i7 8565U(4core/8thread)(WhiskeyLake-U) ベースクロック:1.8GHz 最大TBクロック:4.6GHz キャッシュ:8MB TDP:15W |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 ベースクロック:0.3GHz 最大TBクロック:1.15Ghz |
最大解像度 | 4K@60Hz |
メインメモリ | 16GB |
ディスプレイ | 13.3インチHDブライトビュー IPSタッチ対応(FHD) |
ストレージ | NVMe SSD(Samsung PM981 3D V-NAND TLC) 512GB シーケンシャルリード:3,000MB/sec シーケンシャルライト:1,800MB/sec ランダムリード:270,000IOPS(≒4Kランダム1055MB/sec) ランダムライト:420,000IOPS(≒4Kランダム1641MB/sec) |
キーボード | 日本語配列 |
無線LAN、BT | IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.0 |
インタフェース | USB3.1 Type-A x1 USB Type-C 3.1 Gen2 x2(Thunderbolt 3) microSDカード |
アクティブペン | 1024段階筆圧検知 単6乾電池式 |
バッテリ駆動時間 | 最大22時間30分 |
重量 | 約1.32kg |
色は外観で紹介したポセイドンブルーの方にしたわ。
バッテリー駆動時間(最大)22.5hはすごい。2017年2月モデルより7.5hも増えてる!
スペック詳細
CPU-Z、Winver
CPUは14nm++プロセスルールの第8世代 Whiskey Lake。
メモリはCPU-Z 1.90(最新)では容量しか認識できませんでした。
OSバージョンは工場出荷状態で1809がインストールされてました。
タスクマネージャー
クロックが2400MHzなのでDDR4ということがわかりました。
SAMSUNG MZVLB512HAJQ-000H1なのでPM981です。
Intel UHD Graphics 620なので旧モデルから変更なし。
動画視聴やブラウザゲームなら問題ないけど、3Dゲームをするには非力なので、どうしてもこれでゲームをしたいのであればThunderbolt3接続で外付けVGAボックスを利用しましょう。
CrystalDiskInfo
CrystalDiskInfo8.3.0でみるとSamsung PM981のインタフェースはNVMe、PCIe 3.0 x4帯域でデータ転送できるのがわかります。
旧モデルの頃はノートPCでM.2 NVMe SSDを搭載してる機種が少なく、Spectre x360 13を選ぶ魅力の一つでもあったけど、最近はコストも下がって軽量にできるメリットもあることからモバイルノートでは定番になってきましたね。
ベンチマーク
2017年2月モデルがCore i7 7500Uで、今回の2018年10月モデルはCore i7 8565Uだからコア数は2→4、スレッド数は4→8と倍に強化されてるし楽しみだね。
ただ、コア数が増えると発熱も増えて、特にノートPCは排熱が難しいわ。
サーマルスロットリングによるクロックダウンいわゆる"熱ダレ"が発生してしまうと本来の性能が出せなくなるから、そこがメーカーさんの排熱機構の腕次第にもなるわ。
検証機
2018年10月モデル | 2017年2月モデル | |
---|---|---|
CPU | Core i7 8565U | Core i7-7500U |
Mem | DDR4 2400 16GB | LPDDR3 1866 16GB |
GPU | Intel UHD Graphics 620 | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | Samsung PM981 512GB | Samsung SM961 512GB |
レギュレーション
・OSのバージョンは1809
・BBench以外はACアダプタ接続状態
・電源オプションはデフォルト(初期状態)
ベンチマークタイトル
CPU
・CINEBENCH R15
・CINEBENCH R20
・Geekbench 5
ストレージ
・CrystalDiskMark 6.0.2
総合
・PCMark10
バッテリ
・BBench
ベンチマーク結果
※スクリーンショットは2018年10月モデルのみ貼っています。
CINEBENCH R15
マルチは90.5%アップとほぼダブルスコア、シングルも36.2%アップ。
CINEBENCH R20
マルチは62.3%アップ、シングルは20.1%アップ。
Geekbench 5
マルチは73.1%アップ、シングルは42.7%アップ。
さすがにダブルスコアとまではいかないけれど、どのベンチマークでもしっかりとスコアアップしてるわね。
外出先で画像・動画編集はときどきするから快適になりそう。
ベンチマーク中の発熱は体感になっちゃうけどキーボードやタッチパッドを触ってもほんのり温かいくらいだし、ファンが回ってる時間も短くて静かになった感じね。
次はストレージ性能を見てみましょうか。
NANDのグレード的にはMLCからTLCになって下がってるけど、コントローラの性能差やキャッシュメモリがあるからどうなるかな。
Crystal Disk Mark 6.0.2 1GiB
シーケンシャルリード(グラフ1番目)は8.7%アップ
シーケンシャルライト(グラフ3番目)は33.1%アップ
コントローラの進化やキャッシュによる恩恵が出やすいシーケンシャルは性能アップしてます。
ランダムリード(グラフ2番目)は-22.6%ダウン
ランダムライト(グラフ4番目)は-25.3%ダウン
やはりTLCになったことでランダムの性能は落ちていました。
Crystal Disk Mark 6.0.2 32GiB
シーケンシャルリード(グラフ1番目)は10.7%アップ
シーケンシャルライト(グラフ3番目)は6.3%アップ
シーケンシャルライトは予想していた結果と異なり、新モデルのがわずかながら勝っていました。
というのも、MLC NANDの旧モデルはキャッシュを搭載してないので、容量の大きいベンチマークを回してもキャッシュ溢れ問題は起きないので性能低下はないはず。
つまり考えられるのは発熱によるサーマルスロットリングでしょう。
見方を変えて、シーケンシャルライトの1GiBテストから32GiBテストの性能差をみてみると、
新モデルは-45.2%、旧モデルで-31.3%と新モデルのが落ち込みは大きく、やはりキャッシュ溢れで大幅に速度低下してるようです。
ランダムリード(グラフ2番目)は-22.0%ダウン
ランダムライト(グラフ4番目)は-24.6%ダウン
ランダムについては1GiBテストと同様でした。
シーケンシャルはともかくとして、OSやアプリケーションの起動に影響するランダムリードが新モデルになって性能低下してるのはちょっと残念ね。
近年は耐久性や信頼性がすごく向上したから、コスト面からもTLCが主流になってSamsung 970proを最後にMLCモデルは作られなくなったからねぇ。
それに体感速度でNVMe SSDの違いがわかる人はいないでしょうしね。
次は総合的な性能をPCMarkでチェックよ。
PCMark10
総合スコアは18.5%アップ
Essentialsは5.1%アップ
Productivityは24.6%アップ
Digital Content Creationは27.1%アップ
「Essentials」はアプリ起動やWebブラウジングのスコアなのでそこまで性能は上がってないわね。
「Productivity」はWord、Excel等のビジネス用途のスコアで、結構アップしてるね。Office系はシングル性能(TBの最大クロック)が速くなった恩恵が大きいからね。
「Digital Content Creation」は画像・映像編集・レンダリングのスコアね。CPUのコア数/スレッド数が増えたことが寄与してるはずよ。
ラストはバッテリー時間をチェック!
BBench(キーストローク出力あり、Web巡回なし、ディスプレイ輝度10%)
※バッテリは使用や経年劣化するため旧モデルとの比較はしていません。
91600秒で電源が落ちていたため約25時間27分でした。
テキストで記事を書いたりする分には丸一日以上使えるわね。
トランスフォーム
Spectre x360 13はディスプレイが360°回転させられるので、どんな用途にも合わせられるスタイルフリーなのが魅力です(๑•̀ㅂ•́)و✧
ノートブック形態
普通にPC作業をする使い方。
テント形態
写真や動画を見るときに省スペースで利用できる。
タブレット形態
指でタッチしながらWebブラウジングしたり、付属のペンを使って描いたりするときに便利。
スタンド形態
テント形態より床面積が広く安定するので、プレゼンしながらペンで書き込みとかの利用ができます。
動画を見るときにテント形態にすると通気性も良くなってファンが回転する時間が減るから騒音低減やバッテリの持ちもちょっと良くなるからオススメだよ。
ギャラリー
スペックもある程度は大事だけど、ガッツリ作業をするときはデスクトップPCを使うので、やっぱりノートPCに求める大部分はデザインです(みかん的に)。
実質今回もデザインで決めたようなものです(`・ω・´)
2018年10月モデルは旧機以上に洗練されたラグジュアリーPCに仕上がっていてとっても素敵⁎ˇ◡ˇ⁎
このポセイドンブルーと合いそうなカラーのUSBメモリがAmazonに売ってたのでポチっちゃいました。
青系と相性の良い水晶雫仕様にデスクトップ背景やメール、テキストエディタをカスタムしてみました。
いかがでしたでしょうか。
お気に入りのマシンを手にするとモチベーションにもつながって作業が捗るので、増税前に自分好みの1台を探してみるのも良いかもしれません⁎ˇ◡ˇ⁎
それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう(ˊᗜˋ*)
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