お姉様、こたつの上のみかんがあと1つしかないから補充してほしいの
あぁん?私にこの天国からわざわざ出て取って来いと
お姉様のがドアまで距離近いでしょう?
出てすぐのところに新しいのあるから
むしろドア寄りの寒い方に座ってあげてるんだから、感謝の意としてフランが取ってきなさいよ
可愛い妹の頼みもきけない姉をもつと苦労するなぁ
私の分までおやつ食べちゃうし、すぐモノ壊すし、あんたを可愛いと思ったことなんてないわ
ほほー、そんなこと言っていいの?
なによ
お姉様も好きそうな例のモノ買ってきたんだけどなぁ
私がモノで動くちょろい女なわけ...
じゃじゃーん!!
これは…REALFORCEのMacユース用しかもTKLモデル。つい先日発売されたばかりのやつね!
Macは使わないからどうしようか迷ってたけど…なんで買ったの?
反射的に?
頭悪い子か
いやいや、ちゃんとWin機で使えるモードに切り替えられますよって店員さんが言ってましたし
あら、そうなの。今までのリアフォKBDはアイボリーだったから「純白目当てでWinユーザが買っても使える」ってことね。さすが東プレさん親切だわ。
買ってきた私のことも少しは褒めてよ!っていうかみかん補充してこいやw
なら開封させてくれる?
まあ横で見てるし別にいいけど
それならみかんの補充を引き受けましょう(キリッ
さーくーやー、みかん持ってきてー!
おいィ!?ちょとそれメイドこき使いすぎでしょ...
こんばんワ。ご無沙汰になりました(ㆁᴗㆁ✿)みかんです。
最近は平日にほとんど時間が取れないことや、12月6日~8日に開催されたC4LAN 2019 WINTERの準備や、イベント、オフ会等、外部活動を精力的に行ってたのもあって、完全に記事更新が止まってました。
気づけば11月は1本も書いてなかった(;´・ω・)
まあ近況報告なんかは年末の〆で綴るとして、今回は2019年12月12日に発売された「REALFORCE TKL for Mac」をレビューしていきたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و
(なんか最近似たような色のキーボード買った気もするけど...今年は白ブームだからね!)
モデル紹介
フルサイズは2019年4月12日に既に発売されてるので、TKLだけ一覧でご紹介します。
モデル名 | 配列 | 荷重 | 静音 | APC | サイズ | 色 |
---|---|---|---|---|---|---|
R2TLSA-US3M-WH | US | 30g | 〇 | 〇 | TKL | スーパーホワイト+シルバー |
R2TLSA-US3M-BK | US | 30g | 〇 | 〇 | TKL | ブラック+シルバー |
R2TL-USVM-WH | US | 変荷重 | - | - | TKL | スーパーホワイト+シルバー |
R2TL-USVM-BK | US | 変荷重 | - | - | TKL | ブラック+シルバー |
R2TLSA-JP3M-WH | JIS | 30g | 〇 | 〇 | TKL | スーパーホワイト+シルバー |
R2TLSA-JP3M-BK | JIS | 30g | 〇 | 〇 | TKL | ブラック+シルバー |
R2TL-JPVM-WH | JIS | 変荷重 | - | - | TKL | スーパーホワイト+シルバー |
R2TL-JPVM-BK | JIS | 変荷重 | - | - | TKL | ブラック+シルバー |
変荷重だけまだ持ってなかったので、今回は「R2TL-USVM-WH」を買ってみました。
人気のあるALL 45g APC機能付きとか今後増えてくれると嬉しいですね⁎ˇ◡ˇ⁎
公式サイトはこちら↓↓
開封の儀
化粧箱の表
化粧箱の裏
開封
<内容物>
・本体
・取説兼保証書
・ユーザマニュアル(日本語、英語、中国語)
某ゲーミングブランドのようなステッカー等のおまけはなく、シンプルな内容物ですね。
外観チェック
つづいて本体の外観をチェックしてみます(ㆁᴗㆁ✿)
まずは表から。
シンプル&ビューティフルで洗練されたデザイン。
昔を知ってる人ほど、リアフォ=業務用=見栄えとは無縁のイメージを持ってると思うけど、まさかこんなオシャレになるなんて...あぁ、感涙。
最近のゲーミングキーボードではプレートマウントのフローティングタイプが主流になってるけど、これは基板に軸をマウントした上にフレームカバーを取り付けてるタイプになります(押下時にキーがフレームに沈み込む)。
続いて本体裏。
滑り止めのゴムはしっかりと4か所付いてます。
REALFORCEに昔から採用されてるケーブルスリットですが、本モデルでは左右中央の3か所へ出せるようになったので、より自由な配線レイアウトができるようになってます。
写真ではわかりにくいけど、チルトスタンドの底面は柔らかな樹脂素材になってるので、足を立てて使っても位置ずれしにくい工夫がされてます。
キーの高さは手前 約28mm
チルトスタンドを畳んだ状態の奥側 約39mm
チルトスタンドを立てた状態の奥側 約51mm手前は30mm未満なので低めだけど、奥側はスタンドを畳んでも40mm近いので高めです。傾斜はデフォルトで強めの部類になるかな。
キー構造は一般に広く採用されてるステップスカルプチャー(階段状の段差)になってます。
重さはケーブル込みで1114gでした。
1kg以上あるのでハードパンチャーでも安定した打鍵ができますね。
接続端子はUSB type-Aで、ケーブルはビニール被膜でした。
最近の高級機はナイロンなどの生地でスリーブされてるものが多いためちょっと残念かな。(ビニールはホコリが付着して汚れやすい)
スペック
製品名 | R2TL-USVM-WH |
---|---|
接続インタフェース | USB2.0 |
キー配列 | US配列(87キー) |
キースイッチ | 静電容量無接点 |
押下圧 | 変荷重(30g/45g/55g混合) |
キーストローク | 4mm |
アクチュエーションポイント | 2.2mm |
ロールオーバー | Nキー |
ポーリングレート | 1000Hz |
キー耐久性 | 5000万回 |
マクロキー | なし |
本体内蔵プロファイル数 | なし |
キーロック | あり |
バックライト | なし |
USBパススルーポート | なし |
メディア制御ボタン | 独立ボタンなし、切替キーを押すことで一部ファンクションキーがメディア制御キーに切替わる |
ケーブル長 | 約1.7m |
寸法 | 142mm x 369mm x 30mm |
重量 | 約1.1kg |
対応OS | macOS X 10.10以降/Win10 |
そもそもゲーミングモデルではないのと、変荷重モデルはAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能がないため、万人向けのキーストローク 4mm、アクチュエーションポイント 2mmになってます。
速いレスポンスを求める人は押下圧30gのモデルだとAPC機能があるため、アクチュエーションポイントを1.5mmに設定することもできます。
スイッチ
REALFORCEが多くの金融機関、計算センターで採用され、長年愛され続けているのは、絶対的信頼性、そして病みつきになる独特の打鍵感によるものです。
それを実現しているのが静電容量無接点方式のスイッチ
形状はメカニカルスイッチ CHERRY MXのような十字ではなく、円柱状で筒のような形のプランジャになってます。
※図は公式サイトよりお借りしました。
静電容量無接点方式
電極が接することなく一定レベルに近づけば回路が接続されてキー押下を認識する仕組みのため、物理的な接点が無く、信頼性と耐久性に優れています。
耐久性の公称値は一般的なメカニカルスイッチと同じ5000万回だけど、名のとおり、二つの導体の距離による静電容量の変化によってキー入力を検知してるので、電極を接触させる必要がなく、接点部分の摩耗によって起こるチャタリング(誤作動)が発生しません。
個人的には5年や10年同じキーボードを使い続けることは想定してないので、耐久性はそこまで気にしていませんが、絶対の安心感は嬉しいポイントですね(ㆁᴗㆁ✿)
そして、公式ではフェザーキータッチと謡われている、独特なソフトタクタイル感はカップラバー(ラバードーム)によって生み出されてます。
押下げ始めてから1mmあたりで来るプレッシャーポイントを超えたあと、押下圧が軽くなることで吸い込まれるようにスコンとキーが落ちます。
メカニカルスイッチの茶軸系も同じタクタイルではあるんだけど、滑らかさが全然違うんですよ!
こればかりは実際に触って体感するのが一番なので、触ったことない人は展示機のあるお店に行って是非触ってみてください(๑•̀ㅂ•́)و
(そのまま気づいたらお店の紙袋を手に持ってるなんてことになるかもしれませんが)
一方で、押下特性を担っているのがゴム製ゆえに、長く使ってるとヘタってきて、微妙に感触が柔らかくなるという声も一部あるらしい。
会社で使っているリアフォは3年弱経つけど今のところヘタってきた実感はないかなぁ。
ちなみに変荷重モデルはキーによって30g/45g/55gと3種類の押下圧が混在してます。
どのキーが何gかは公表されてなかったので、硬貨を積んだ重さで、1キーずつ確認してみました。
結果は下図のようになり、
左側:小指と薬指に該当する範囲が30g(なぜかチルダキーだけ45g)
右側:小指に該当する範囲が30g
親指で押下するスペースキーだけが55gでした。
ライティング
バックライトは搭載されてないけど、右上のcapslock、win mode、key lock、☼⇔F1のインジケータにそれぞれLEDが付いており、Fn + page upキーで色を変更できるようになってます。
for MacモデルをWin機で使う注意点
右上のfnキー + endキーでwin modeインジケータのLEDを点灯させるとWin機で使えます。
☼⇔F1インジケータのLEDが消灯している状態でファンクションキーを押すとメディア制御ができます。
逆に、controlの右隣にある☼🔄F1キーを押して☼⇔F1インジケータのLEDを点灯させれば通常のファンクションキーとして動作します。
なお、キーマップは少し特殊でWinキーとAltキーが一般的な配置と逆になってるため、しっくりこない人はKeySwapやAutoHotKeyなどのフリーソフトでキーアサインを変更すると良いかもしれません。
おまけ
シンプルでスッキリしたデザインなので、今年作ったオリジナルリストレストとの相性もバッチリ!純白サイコー(ㆁᴗㆁ✿)
おまけ(マニア向け)
カスタム軸(ハウジング)に交換すれば、バリエーションが豊富なCHERRY MX互換のキーキャップを取付できるようになるんだけど、一部問題が...
左shift、右shift、return(Enter)、delete(Backspace)の4キーは、写真のように黒い横長のカバーが上に出っ張てます。(for Macモデルに限らずR2シリーズはどれも出っ張ってます)
上記4つのCHERRY MX互換キーキャップは、写真のように3本足になっており、左右の足がカバー出っ張り部分と干渉して取付できません。
一応頑張ってミニルーター等で足を削れば取り付けられるけど結構面倒なのでオススメはしないかなぁ...
それと、スペースキーはスタビライザーが付いてるので、カスタム軸に交換してもCHERRY MX互換キーキャップ側がスタビライザーを固定できないため取付できませんのでご注意ください(`・ω・´)
カスタム方法が気になる方は過去記事に分解方法を載せてますので参考にしてみてください(※自己責任で)
それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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