みかん食べながら

Handmade PC Life(ㆁᴗㆁ✿)

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havit「KB462L」Outemu Blue軸採用のゲーミングキーボードをレビュー

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今年はすでに7台もキーボードを新しくしていて例年以上にキーボードにハマってるみかんです(ㆁᴗㆁ✿)
もうそこまでするならキーボード自作しなよ!って良く言われますが、キー配列は通常の配列に不満ないというか、少ないキー数でFnなどを押しながら別の割当てキーを使う操作があまり好きじゃないっていうのが自作KBD界隈に踏み込めない理由かも。
絶対楽しいだろうけど作って満足して使わないパターンになりそう...かといっていきなりフルサイズの自作は疲れそうなので(;´・ω・)

そんな通常配列大好きなみかんが今回レビューするキーボードはhavitさんの新製品です。
havitさんは中国のメーカーで、オーディオやゲーミングデバイスなどを出しており、特にBluetoothイヤホンが有名かも。
みかんは過去にKailhロープロファイル青軸を一早く採用した「HV-KB390L」や、日本語配列版もあったことから国内でも人気となった「HV-KB395L」の2台のキーボードを利用してました。
新作の「KB462L」は見るからにゲーミング向けって感じですが、一体どんな味付けのキーボードなのか。
色々とチェックしていきたいと思います!

開封の儀

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内容物
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・本体
・パームレスト
・キーキャップ交換用引抜き工具
・ユーザガイド
・メッセージカード

外観チェック

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フルキー + 左一列にG1~G6のシルバーキーが配置され、ファンクションキー上段にもM1~M5のボタンとメディア制御系のボタン、ホイールが配置されているため、通常のフルキーサイズキーボードよりもやや大きめです。

 

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G1~G6キーはマクロ登録可能キー

 

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M1~M5ボタンは名前から想像するにマクロ用かと最初は思いましたが、ユーザガイドを読むと、好みにカスタムしたバックライトイルミネーションを5種類登録・切替するためのボタンでした。
メカニカルスイッチではありませんが、クリッキーな打感でしっかりとしたボタンです。

 

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メディア制御系ボタンの説明は不要でしょう。こちらもクリッキーな打感でしっかりしたボタン
ホイールは音量調節用で、これが意外と便利なんですよねぇ!

 

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ケーブルは通称こたつケーブルと呼ばれるナイロンでスリーブされています。

 

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キーボード上部のケーブル出口両側にUSB2.0スルーポートがあります。
2基あるのは珍しいですね。
マウスとヘッドセット両方ともUSBの人には嬉しいかも。

 

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スイッチはプレートマウントされている、最近主流のフローティングタイプ。
この方がバックライトが映えるのと掃除が楽なんですよね!

 

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サイドはhavitさんおなじみの面取り部分が鏡面でキラリと光ります。

 

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裏面の滑り止めゴムは下の2か所しかなく、上の高さ調整用の足にはついてませんが、重量が1kgあるので、よほどのハードパンチャーでなければ安定性に問題ないと思います。

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パームレストは2か所のツメで本体と固定するタイプで、樹脂系素材で作られており、表面はサンドブラスト加工によってサラサラとしています。

 

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左一列のマクロキーとメディアボタンのシルバーが丁度良い差し色になってカッコいい!

 

キーの高さは実測で手前側:約32mm、足を寝かせた状態の奥側:約37mm、立たせた状態の奥側:約45mm
奥側は標準的な高さですが、手前はやや高めです。
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お待ちかねのスイッチチェック!
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Outemu Blueスイッチですが、キーキャップを外すまでは【+】のような形状をしたブラケット付きタイプの方を採用してると思ってたけど、標準タイプのCHERRY MX互換軸の方でした。
OutemuはKailh同様、中華軸で、高特電子有限公司という会社で作られています。
見た目(クリア、ホワイトのプラスティックカバー)から「PG150Q61」で間違いないでしょう。
後でご紹介するスペック一覧を見るとわかると思いますが、CHERRY MX Blueスイッチに限りなく近いスペックで、カチっと明確なスイッチ音が鳴るクリッキータイプです。
ちなみにキーキャップはバックライトが文字部分を透過するよう2色成型されているので、プリント塗装されたキーキャップに比べて文字剥げ耐性は高めだと思います。

スペック

製品名 KB462L RGB Backlit mechanical keyboard
接続インタフェース USB2.0
キー配列 US配列(104キー + 15ボタン + スライダー)
キースイッチ Outemu Blueswitch
押下圧 P.P. 60g、A.P. 50g(※)
キーストローク 4.0mm
アクチュエーションポイント 2.2mm
ロールオーバー Nキー、100%アンチゴースト
ポーリングレート 非公開?
キー耐久性 5000万回
マクロキー 6(内蔵メモリ搭載でハードウェアマクロ)
本体内蔵プロファイル数 1セット
キーロック Winキー/FNキー
バックライト RGB(ハードウェア制御、カスタムライティングを5つ登録可能)
USBパススルーポート 2基
メディア制御ボタン ボリューム調整スライダー、停止、再生、トラック送り
ケーブル長 1750mm
寸法 487 x 228 x 37 mm
(奥行はパームレスト含む、高さは足を寝かせた状態)
重量 1009g(本体のみ)、1200g(パームレスト含む)
対応OS Windows 2000/XP/Vista/7/8.x/10/linux/mac
その他 パームレスト付属

※P.P.=プレッシャーポイント(圧力点)、A.P.=アクチュエーションポイント(作動点)

マクロ機能

Fnキー + G1~G6キーを押すとキーボード右上のNumLock、CapsLock、ScrollLockのLEDが赤く点滅、Winキーが白で点滅し、記録モードになります。
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記憶させたいキーを入力したら、Fnキーを押すことで記録完了。
例えば
①Fnキー + G1キーを押下
②Mキー、Iキー、Kキー、Aキー、Nキーを順に入力
③Fnキーを押下
すると、G1キーを押すだけで「mikan」と自動で入力してくれるようになります。

ちなみにキー入力の時間間隔もそのまま記憶されるため、あるキーを押しっぱなし状態で記録することや、次のキー入力までの間隔をディレイさせることもできました。
なお、記録できる容量の制限は20バイトで、記録できる時間は65秒までとユーザガイドに書かれてました。
最初は1キー=1バイトかなと思い、アルファベット順にA~Tまで押してみましたがA~Pまでの16キーしか記録されず、入力を速くすると30キー程度記録できたので、単純計算はできず記録方式まではわかりませんでした。
また、記録時間は同じキーを押しっぱなしで120秒以上押し続けても記録され続け、次のキー入力まで間隔を120秒以上開けてみましたが記録できました。
ただし、マクロを実際に動かしてみると65秒で次のキーが入力されたため、1キーあたりの入力時間とディレイ間隔は再生時にそれぞれ65秒で打ち切られるようです。

RGBイルミネーション

Fnキー + F9キーで計14パーンのイルミネーションを楽しめます。
ここではいくつかピックアップしてご紹介します。
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さらにM1~M5ボタンを使って、ハードウェア上だけでオリジナルの点灯カラーを設定できます。
①設定したいM1~M5のキーを押下して選択
②Fnキー + Escキーを押下で設定開始(Winキーが白く点滅)
③光らせたいキーを押下すると点灯し、もう一度同じキーを押下すると消灯します。さらにもう一度同じキーを押すと次の色で点灯するので、好きな色が点灯するまでカチカチ押して設定(赤→青→桃→白→緑→黄→水の計7色)
④Fnキー + Escキーを押下で設定終了
↓↓こんな感じでゲームで使うキーだけを種類別に点灯設定できます。
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プリセットパターンもそれなりに豊富だし、簡単操作でカスタムできて良いけど、1点残念なポイントもあり、M1~M5ボタン、メディア制御ボタン、G1~G6キー、ロゴのバックライトは赤以外に変更できません。
ロゴはhavitさんカラーから変更できないのは仕方ないとして、他キーやボタンはすべて色変更できた方が嬉しかったですね!

打鍵感

スペックを見てもわかるとおり、良くも悪くもCHERRY MX Blueをコピーした互換スイッチなので、クリッキーの感触も含め打鍵感はオーソドックスな青軸そのもの。
気になる点は、押下後のキーが定位置に戻る際に、軸内の金属が振動して金属音が尾を引くように響くこと。
そもそもメカニカルスイッチはカチャカチャとした打鍵音も含めてタイピングを楽しめるものであり、なかでも青軸系はその最たるスイッチなので、音の大きさを気にするような人は選択するべきではありませんが、金属音響が苦手な人もいるので賛否が分かれるところかもしれません。
(メカニカルスイッチはどの軸も多かれ少なかれ金属音響は出ます)

 

いかがでしたでしょうか。
ゲーミングキーボードとして押さえておきたいロールオーバー、キーロックなどをしっかりと備えつつ、簡単操作で本体自身にマクロ6つ、バックライト5つを記録でき、別のPCにつなげても普段どおり使用できるのは便利です。
設定に専用ソフトウェアをインストールしなくても良いのでシンプルユースにオススメ。
近年は各社デバイスメーカーが独自のメカニカルスイッチを作り、高速軸などピーキーな味付けだったりしますが、「KB462L」は標準的な青軸なのでクリッキータイプをこれから使用してみたいエントリーユーザにもオススメです。
国内ショップでは販売されてませんが、havit公式通販で日本にも送料無料で約8千円(2019年7月20日時点)とお安めなのもポイント。
↓↓直訳の日本語サイトですが、安心のPaypalも使えます。

ja.prohavit.com

 

 

それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう(ˊᗜˋ*)
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