せっかく楽しみにしてた10900Kを発売直後に入手したのにマザー買えなかったとか、出来立てのりくろーおじさんのチーズケーキを前に見てるだけ状態のよだれがマーライオンなんだけど
あれは仕方ないでしょー!(何があったかは前回の記事をみてね)
というかそもそも石が入手できたのも私が予約してたおかげだって忘れないでほしいわ
そうなんだけどさ、やっぱり早く遊びたいじゃない?(ポチッ)
はぁ~待ち遠しい
なにしれっと注文してるのよ!?
メイン機にどの板をいれるかは追々決めるとして、ひとまず遊ぶ用が必要だべさ
今回のZ490マザーは価格帯が上がってるから、ぽこじゃか買ってたらすぐメイド長に見つかってミスディレクションで病院送りにされるわよ
ダイジョウブ!今買ったやつはコスパ最強と名高い鋼伝説。
Z490の中でもかなりお求めやすい価格ですワ!
Steel Legendは2019年からIntel、AMDどちらにも展開されてるコスパモデルの人気シリーズね。そういえば買うのは初めてになるわね
今まではハイエンドな板で遊ぶことが多かったけど、ミドルの板でもOCで遊べるのか気になるよね
まあ確かに
咲夜に見つからないようにコッソリ遊ぶのだ!
うー☆
[ドア]・`ω・)マタサンザイシテル…
こんばんワ(ㆁᴗㆁ✿)みかんです。
石だけ眺めるお預け状態とかメンタルブレイクしちゃうので、前から気になってた鋼伝説ことASRockさんのSteel Legendシリーズを初購入してみました!
鋼伝説はZ490のなかでも初値税込23,980円とアンダー25Kでかなりお求めやすいにもかかわらず、装備やインタフェースも充実していて、コスパはすごく良いと思います。
今回はオリオスペックさんで注文してみました。
オリオスペックさんといえば冷却パーツ、特に水冷のイメージが強いですが、マザーボードなどの主要パーツも扱ってます。
なんと、おまけでネックストラップが付いてました。ありがとうございます!
今回のレビューでは開封してクンカクンカしたり、特徴をチェックしていきたいと思います(๑•̀ㅂ•́)و
以降の記事で旬組みシリーズとして検証機へ組み立てて、ベンチマークやOCにチャレンジしていく予定です!
本体外観
ファーストインプレッションはヒートシンクが充実してて、シルバーかっこよす(`・ω・´)
マザーボードの多くは黒基調のデザインですが、最近マイブームのシルバーというのが非常にみかん好み。
メイン機には別の板で換装予定でしたが、白ベースにシルバーでコーディネートしてるので、この板でも良いのでは!?と悩んでます。
今のメイン機「Frandre deco♡PC」↓
話が脱線しかかりましたが外観を見ていきましょう!
立派なI/Oアーマー
ヒートシンクと組み合わされた造形美がたまりません⁎ˇ◡ˇ⁎
アルミのヒートシンクは結構しっかりした厚みがあります。
Z390にはなかったCPU上側のヒートシンクも追加され、放熱力が強化されてるのが伺えます。
公式の製品ページにはVRMフェーズ数は11基と書かれてますが、チョークコイルが12基あり10+2に見えます。
PWMコントローラはRenesas ISL69269(8+2モード)
写真のピンク枠 10基はDrMOSから電力供給されるCPU 8基と内蔵GPU 2基です。
青枠はアンコア(メモコン)用の2基で、従来のハイサイド、ローサイドに分かれたMOSFETで電力供給されてるのがわかります。
Z490では各社ミドルレンジモデルからMOSFETに「DrMOS」を採用しているものが多く、従来のハイサイド、ローサイド、ドライバICと別れてたチップが1つに統合され、最高95%の電源効率なんだとか。つまりリーク電流が減って発熱も抑えられるスグレモノ!
DrMOSってフレーズは昨年のX570マザーでASRockさんが使うようになって初めて聞いた人が多いかもしれない(私もそう)けど、実は昔MSIさんが、Driver-MOSFETを統合したものを略してDrMOSってマーケティングブランド名を付けていたようで、前からあった模様。
まあ電源フェーズってたくさん盛ったり、少なくしたりいろいろと流行りがあるようで、MOSFETにもチップを分けたり統合したり、メーカや世代が変わったり等その時々で最適と思われる部材を使うって感じだから、今後もDrMOSが最適解ってわけではないかもしれません。
ちなみにDrMOSにも50A、55A、60A、90A品とグレードがあって、少ないフェーズ数でも90A品を搭載なら、高い電力供給が可能です。
ITXマザーではスペースの都合もあり、フェーズ数はどうしても少なくなりますが、90A品を使うことで対応しているものが多いです。
今回のZ490 Steel Legendは50A品なので他社よりやや見劣りするかもしれないけど、極冷などの過度なOCで使用しない限り問題ないと思います。
というのも最上位10900Kを使うにしても空水冷の常用OC程度では最大でも300W弱程度で、50A品でも最低6フェーズ、余裕をもって8フェーズあれば十分のはずです。
四角いチョークコイルは「プレミアム60Aパワーチョーク」、黒い筒状のコンデンサは「ニチコン12Kブラックキャップ」とASRockの上位モデルではおなじみの高耐久コンポーネントが使われています。
また、PCBには電源層とグランド層の銅箔を2倍の厚さにして電気抵抗を低減させる2oz Copper PCBを採用するなど、低価格モデルにしてはかなり良い部材を採用しており、安心感があります。
補助電源は8+4ピン
Z390では8ピンのみだったので4ピン増えました。
PCIeスロット周りは鋼伝説おなじみのデジタル迷彩のシルク印刷
M.2スロットは2本装着可能です。
なお、ヒートシンクのないHyper M.2スロットは第11世代 RocketLakeのCPUでないとPCIe4.0レーンが出てないため、第10世代CPUでは使用できないので注意してください。(実際にM.2 Optane SSD 905Pを付けてみましたが認識されませんでした)
PCIeスロットは上からx16、x1、x16、x1、x1の形状となってますが、CPU直結レーンは最上段のみでレーン分割機能はなく、NVIDIA製ビデオカードのSLI(2枚挿し)には対応していません。
AIC型のNVMeやOptane SSDはスチールカバーの付いていない、3段目のPCIe x16形状に挿して使用しましょう(動作は3.0x4レーン)
PCIeスロットのレーン数はマザーボード裏から確認するとわかりやすいです。
3段目のスロットは半田付けされた長さが短く4レーン分の接続になっているのがわかります。
このあたりは公式の製品ページの「Specification」で確認すると確実です。
とはいえ昨今ビデオカードをSLIで使用するユーザはほとんどいないと思いますけどね。
メモリスロットはG社のような金属シールドは施されてませんが、定番の高耐久15μゴールドコンタクトの片ラッチ仕様です。
ハイクロック向けなデイジーチェーン方式ですが、残念ながら最大4266MHzとやや控えめで、実際に他社のZ390ハイエンドマザーではすんなり回ていたT-FORCEメモリ(Samsung Bダイ)のXMP 4000MHz 18-20-20-44 1.35Vは残念ながら起動せず、手動設定の3800MHz 17-18-18-32が安定ラインでした。
公式のQVLリストを見ても4000MHz動作はCrucial(中身Micron)の1つだけなので、4000以上のOCは難しそうです。
SATAコネクターは右端のカットされた形状付近に4つ、チップセットヒートシンク下に2つ、合計6つあります。
大容量ストレージ時代にはサーバ用途でないかぎり十分な数と言えるでしょう。
ちなみにZ490 Steel LegendはATXフォームファクタですが、右端の固定ネジ穴が縦3つ省略されており、通常9点留めのところ6点留めでケースに固定することになります。
バックプレートを装備しておらず、24ピン電源ケーブルを繋ぐ際に基板がそってしまうため、右端を支えるなど注意が必要です。
付属品
アスラちゃんのポストカードまだぁ(੭ ᐕ)) ?
付属品 | 個数 |
---|---|
ユーザマニュアル | 1 |
インストールメディア | 1 |
M.2 ネジ | 4 |
M.2 スタンドオフ | 2 |
SATAケーブル(ストレート、L字 1本ずつ) | 2 |
ベルクロ | 2 |
ステッカー | 1 |
ポストカード | 1 |
オンボードインターフェース
Z390ではアドレサブルRGB LEDヘッダピンが1つしかありませんでしたが、Z490では右上にもう1本追加され、アドレサブルRGB、標準RGBどちらも2つずつヘッダピンがあります。よりイルミネーションを楽しみたいユーザには嬉しい追加ですね。
また、簡易水冷やファンコントローラ、RGBコントローラなど、昨今はUSB2.0ヘッダピンの利用が多くなりがちなので、2つあるのも嬉しいポイントです。
オンボードインターフェース | 個数 |
---|---|
標準RGB LEDヘッダ(12V) | 2 |
アドレサブルRGB LEDヘッダ(5V) | 2 |
CPUファンコネクタ | 1 |
CPUファン/水冷ポンプコネクタ | 1 |
ケースファン/水冷ポンプコネクタ | 5 |
Thunderbolt AICコネクタ | 1 |
USB 2.0 ヘッダ | 2 |
USB 3.0 Gen1ヘッダ | 2 |
フロントUSB 3.2 Gen1 Type-C | 1 |
もう一つ地味に嬉しいアップグレードとして、ケースファンコネクタが2つ追加され5つになっています。
I/Oポート
Z390ではパネルを別途ケースに取り付ける必要がありましたが、Z490では流行りの統合型I/Oパネルが採用されてます。
ASRockさんのは上下左右前後に少し遊びがあってフレキシブルなので、どんなPCケースにもフィットしくれます。
ポート類はひととおり揃っているもののThunderBolt3はさすがに非搭載でした。
また、他社ではHDMI、DisplayPortの映像出力ポートが省かれているモデルもありますが、Steel Legendにはしっかりと搭載されてます。
せっかくIntelのメインストリーム帯CPUにはKFモデルを除いて内蔵GPUがあるので、ビデオカードを必要としない用途では、わざわざビデオカードを購入しなくてよいメリットがあるためI/Oポートの映像出力は残してほしいですね。
もっというと、ビデオカードに複数枚のモニタを接続すると負荷が増え、フレームレートが下がることで、240Hz以上のゲーミングモニタを最大限活かしきれない場面もあるかもしれません。
ゲーミングモニタはビデオカード接続、サブモニタは内蔵GPU接続というように分けることで、ビデオカードのパワーをゲーミングモニタだけに注力させることができます。
Intelのメインストリーム帯で残されてる武器はゲーム性能なので、細かいところですがそういった配慮は忘れないでほしいところ。
ASRockさんがそこまで考えているかはわかりませんが、映像出力があるのは素敵ってこと。(そういうちょっとの差を気にしないならそもそもAMDのがコスパ良いし、そっちでいいじゃん、という話にもなってしまうので)
Z490の特徴として、チップセットでWi-Fi 6(IEEE802.11ax)とBluetooth5.1、そしてオプションでIntel 2.5Gbeコントローラがサポートされるようになり、通信まわりが強化されてます。
他社ではそのオプションのコントローラ Intel I225-Vを採用してるモデルもありますが、ASRockさんはRealtekのコントローラ「Dragon RTL8125BG」を別途実装し、Dragon 2.5G LANを採用してます。
実はIntel I225-Vはパケットロスによって1~10Mb/sの範囲でパフォーマンスが低下する問題があることがわかっており、その問題を解消したとされるB2ステッピング版が出荷されています。
Intel 2.5G LANを採用したZ490にはそのV2が搭載されてるはずですが、B2ステッピング版でも完全には解決されてないようで、さらに2020年後半にB3ステッピングをIntelは出すようです。
体感できるような差はないかもしれませんが、精神衛生上は今のところDragon 2.5G LANの方が安心といえるかもしれません。
I/Oポート | 個数 |
---|---|
PS/2マウスキーボードポート | 1 |
HDMI 1.4 | 1 |
DisplayPort 1.4 | 1 |
SPDIF(光角型出力端子) | 1 |
USB 2.0 | 2 |
USB 3.2 Gen1 | 2 |
USB 3.2 Gen2 Type-A | 1 |
USB 3.2 Gen2 Type-C | 1 |
2.5G LAN (Dragon RTL8125BG) | 1 |
HDオーディオジャック | 5 |
その他
サウンド
Z490では引き続きRealtek ALC1200オーディオコーデックと変わりありませんが、MSIさんが導入していたNahimicオーディオが使用できます。
・バーチャルサラウンド技術による2ch音声を仮想7.1ch音声に
・ノイズ除去によるマイク音声をクリアに
・サウンドトラッカーを使用することで、ゲーム内で発生する銃声や足音などの方向を視覚的インジケータで表示可能
・Sound Sharingを使用することで、複製アダプター等を使用しなくても2つのヘッドホンを同時利用できるため、カップルでヘッドホンを使った映画鑑賞などを楽しめる
BFB
CPUの電力制限は10900K、10900KFといったKあるいはKFモデルしか手動で調整できず、非KモデルではTau=28となっており、28秒以上の負荷時にはLong Duration Power Limit(以下PL1)により電力が65Wに制限されます。
電力低下によってブーストクロックが下がりパフォーマンスは低下しますが、このBFBテクノロジーではPL1を125Wに引き上げることで、高いブーストクロックをある程度維持できるようです。
BFBで非KモデルでもOCできる!と勘違いする方もいるようですが、あくまでもPL1の電力引き上げによるブースト維持なので、自分で高クロックを指定する設定はできません。
それでも非K CPUを検討されてる方には非常に魅力的な機能ですよね。
イルミネーション
数年前のアドレサブルRGB黎明期では某夢の国 〇レクトリカルパレードのような、とにかくド派手なイルミネーションが流行りましたが、昨年あたりには「おしとやかに趣のある光らせ方」のが人気となっているようです。
ASRockさんのLED事情は他社と比べRGB時代、ARGB時代どちらも流行が1歩遅い傾向にあり、他社のZ490ではライティングが控えめ、あるいはまったく光らないモデルが増えているなか、よりライティングを強化させており、Z490 Steel LegendではI/Oアーマー、チップセット、右端のアンダーグローと3か所もARGBで光るようになっています。
(Z390ではI/Oアーマーは光りませんでした)
ライティングに関しては好みもありますし、全社揃って弱体では、光モノ好きの選択肢がなくなります。
個人的には大好物ですし、飽きたら消せばよいという考えなので、今回のアップグレードは大歓迎でした⁎ˇ◡ˇ⁎
いかがでしたでしょうか。
Taichiなどの上位モデルと同じチョークコイル、コンデンサ、そしてDrMOSの採用や、ヒートシンク強化、Dragon 2.5G LANなど、押さえるべきところはしっかり装備しつつ、ARGBヘッダピンやファンコネクタの増加、NahimicサウンドやBFB機能といった嬉しい追加もあり着実に進化しています。ミドルレンジに位置付けられているとはいえ、十分に満足できる1枚だと思いました。
冒頭でもお伝えしたとおり、次回以降の記事で「旬組み」シリーズとして検証機への組み立て、そしてベンチマークやOCにチャレンジしていく予定ですので、お時間があればまた是非遊びに来てもらえたら嬉しいです。
それでは最後まで読んでくださってどうもありがとう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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記事内の登場キャラクターは野愛におし様に描いていただいてます。
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